目指せ! B級の星!!

何をどう間違えたか、実業団登録してしまった中年ロード乗りの顛末記です

第14回 JBCF 富士山ヒルクライム

E1 32位 57:19(+11:23)

今回初めて参加。
色々なヒルクライムに参加したが、上り方はいつものヒルクライムとは全然異なり、特殊な能力が求められているようで参加しようと気にならなかった。
今回はメンバーから車の手配を求められ、折角の機会なので参加することに。

今回初めて走る事となった。
普通なら必ず試走してコースの状況を確認するものだが、ぶっつけ本番で。
馬返しの辺りの斜度が急なイメージがあり、美ヶ原よりも厳しいイメージがあった。

とりあえず足りない頭を回転させて、ルートラボから区間ごとの斜度を割り出してみる。
区間はおおまかに4区間に分けてみると、できるとことできないとこがハッキリとした感じ。

① スタートから須走口の標識の直線区間は10%位の斜度。
② 標識から、5.6kmポストまでは約7.5%位でやや緩む感じ。
③ 5.6kmから8.6kmの区間が13.8%位で20%位の斜度が含まれる。
④ ゴールまでは平均9.2%

①、②、④は斜度がキツいヒルクラムの感覚で。
今まで参加した中では車坂峠のイメージで、丁寧にペダルを回して耐えれば何とか乗り切れそう。
鬼門となるのが③の区間と。

①、②、④は4.5倍に、③は4.2倍に目標タイムを設定したが、52分を少し切るタイムに。

過去のリザルト等眺めてみると、とてもではないがそんなタイム出ない。
③のタイムだが、どれだけ落ち込みを防ぐことができるか。

ギアは34-32T、ホイールは剛性が肝だとおもいアルティメットで。

 

東金でハヤト君を迎えに行き3:50頃出発、ササキ君を4:30に迎えに行くが、スプロケが25Tのまま。
慌てて28Tを用意してもらい、4:50発。
木更津金田を5:10頃、御殿場インターを6:15頃通過で、駐車場着6:30頃。
現地についてすぐにトイレを探す。

霧が深く、気温が一気に下がる感じ。
受付をしてゼッケンを貼るとマネージャーミーティングの時間が。
マネージャーミーティング後、預け荷物の準備をしていたら7:50頃。
慌ててアップするが、10分位軽く負荷をかける感じで。
バタバタした感じで10分前に検車して並び、いきなりスタートへ。
設定タイムは高くしてあるので、55分切れれば上出来だと思い走り出す。

 

(レース)
①の区間
スタート後一気にスピードに乗るが、取り残される感じ。
いきなり最後尾付近になるが、最初の3分位は無理せず身体を慣らすように。
250W前後を維持して坦々を上り切る感じ。
斜度は徐々にキツクなりいきなり32Tに入れてしまう。

②の区間
一気に斜度が緩くなり、スピードを上げるが目標とする速度には達しない。
緩斜面で速度を出し、急なところで無理に出力を上げずしっかりと脚を廻すように。
ここまでは設定タイムよりも30秒落ちに留まる。

③の区間
一気に斜度が15%を超え、32Tに入れるが、トルクが細く脚が廻らなくなる。
Cdが60を下回るが意外とダンシングを使わず、シッティングで耐えることができた。
時速も6k/m位しか出せず、後ろのカテゴリーの選手に続々と抜かれていく。
17%前後の斜度が当たり前なので、12%位が普通に感じ、10%位になると脚が良く廻る感じ。
何とか蛇行することもなく、雨でなかったのでグレーチングも無難に乗り切ることができた。
速度が速度なので200mがやたら長く感じてしまう。
この区間では設定タイムよりも2分以上タイムを落とすことに。

④の区間
8.6kmポストを乗り切るといきなり斜度が緩くなる箇所が出てきて、しっかりと脚を廻して速度を上げる。
緩斜面と15%を超える斜度の繰り返しでゴールへと向かう。
③の区間で脚を使ったせいか、緩斜面で速度が出せず、急勾配で耐えるのみ。
残り1km、500mがやたら長くどれだけ時間が掛かるか見当がつかなかった。
ゴール前の時計では57分を超えてしまいゴールへ。
この区間は設定タイムよりも2:30以上落としてしまい、この区間のタイム落ち込みが大きかった。

ゴールに近づくにつれ、雲を抜けたせいか一気に天気が良くなり気持ちよかった。
こんなあざみめったにないと話していた。

下山まで時間があるので、山小屋でゆっくりを過ごし、椎茸茶を頂く。

これが凄く美味で、心地よい気分にさせてもらった。

上りで体力を使うが、下山では神経を使う。
空気を抜き、ブレーキの引きしろをチェックして下山へ。
斜度が急なので、前走者との車間をある程度とりながら、コーナーをしっかりクリアできるよう減速する。
グレーチングを無難にこなし、最後の直線区間に入るとホッとした。

上りだけでは物足りないと思い、ササキ君と自走で道志みち橋本まで走ろうと声をかけたが流石に走れないとなり、道志みちの自走はなしに。
山中湖でほうとうを食べ、14時頃道志みちで帰ることに。

帰りは下り基調だと思っていたが、意外とアップダウンが結構激しく脚が削られそう。
1人で走っていたら、どれだけ時間がかかるか見当つかなかった。
橋本に出てからは16号で保土ヶ谷バイパスに入るのだが、いつもの16号だという事を忘れており、全然車が動かない。
アクアラインを抜け、木更津金田から自分がイメージしている16号を走り、17時頃ササキ君を下し、帰路へ。
この時間になると高速も渋滞しているので、下道で東金着が18時過ぎに。
先週の那須同じ時間に帰ってくることになった。


今回の機材

(フレーム)785 RS
(クランク)9000 50-34T(チェーンリングは共に6800で)
(ホイール)コスミックアルティメット
(リアスプロケット)6800 11-32T
(タイヤ)コルサ 23c
(空気圧)F:8.0 R:8.4

 

今回のまとめ
斜度が20%超えるあざみラインだが、上り切れないイメージは何とか払拭した。
馬返しの前までは、10%位のヒルクライムという感じ。
③の区間はレースというよりも、筋負荷をかけるトレーニングだと。
15%を超える箇所の平均トルク値が20(N・m)位で、太いトルクでクランクを廻し切らないといけない。
体重が軽く、クランクを綺麗に回すだけで通用するのは10%位までで、それより斜度がキツい所は絶対的トルクが太くないと全然進まない。
あと、何と言われようが32Tで挑んだ方が効率的なトレーニングになりそう。
15%を超える斜度でもある程度脚が廻せるようにならないと全然進まない。

ある程度のトルク値でしっかりとCdを保てないとあざみでは全く歯が立たない。
ただ、あざみだけでなく、実業団レースで走り切り、生き残るためには必要だと感じた。
レースとしては中身が全くないのだが、何かと気づきがあったあざみでした。