ニセコクラシック
140km 45歳~49歳 36位 4:18:37(クラス別+38:21)
今まで長距離ロードレースに縁がなく、この時期はJBCFの広島と重なるのだが、KFC練に参加している方が結構参加しているのでどんな感じかエントリーすることに。
受付開始日直ぐにエントリーして、宿と飛行機、レンタカーまでは直ぐに手配した。
練習も土日は少し距離を伸ばし、獲得標高も意識するように練習したつもりだが・・・
実業団レースもほぼDNFが続き、北野さん主宰の対策練で現実を突き付けられた。
とにかく2本目の鹿野山(更和口)でついていけない。
1回目は何とか清和の森でなんとかついていくことしかできず清澄では脚をついてしまう。
たまに平日にやる夜練でも全然ついていけず直ぐに千切れてしまう。
当初は4時間切りを目標としてしていたが、とてもでないが皆目つかず。
ルートラボを眺めながら長い上りを6つに分け距離と通過想定タイムを試算してみる。
(前日)
大網駅5:30のバスで羽田空港着が7:15頃。
9:30発のANA057便にしたが意外と手荷物預けも時間がかからず、うどんを食べその後コーヒーを飲むくらい余裕があった。
が、千歳到着が11:05着なので15時までの受付に間に合うかどうか。
レンタカーの送迎バスでレンタカー屋さんに向かい、手続してから千歳空港を出発したのが11:50頃。
翌日の朝食と昼食を千歳のイオンで買い込み12:30発。
現地着が14時半頃で何食わぬ顔で受付を済ませることができた。
その後軽く自転車を組み立て、16時からのライダースミーティングを聞いてから宿へ移動する。
宿は会場から10km位離れたところのペンションコットンファームにて。
10km位ならアップがてら自走で行けるかと思っていたが、途中の道が分かりにくくしかも10%の上りが多い。
スタート時はいいがゴールしてからの自走がたどり着かないかと心細くなる。
宿の近くにいくと坂の上では何やらイベントのようなものをやっている。
宿に着きゼッケン等準備して18時から夕食。
ペンションならではのフルコースを堪能し、明日70kmに出場する方と閑談することに。
すると坂の上のイベントは全日本ラリー選手権カムイステージの会場であることが。
ラリーだなんて滅多に見ることがないのでニセコがなければ観戦したかった。
(レース当日)
3時前に目が覚め、朝はいつものおはぎとバナナ2本、ぶとうパン半分食べることに。
とにかく食べるだけ食べるようにして身体にエネルギーを蓄えるように。
5時頃宿を出発するが自走せず、今回同行した大鳥さんの宿に車を停めてもらう。
会場に近いのでかなり助かる。
近くの道で軽くアップして、ヴァームを2つ摂取する。
ドリンクはこな飴を140gと電解水パウダーを半分にして2本作り、補給食はメイタンを8つ持っていく。
6:10頃スタート地点に向かう。
スタート時点は肌寒くもなく、ウォーマーをつけなくて済みそう。
完走できるかどうか分からないので目標というものは設けない。
KFC練や夜連で一緒の岡本さんや平山さんについていければと。
(レース)
スタートしてからしばらくはローリングが続くことに。
今回は別々のカテゴリーを一緒にしてからリアルスタートすることに。
リアルスタート地点が把握しておらずどこなのか分からなかった。
何となく負荷がかかる感じでスタートが切られたのだと。
大まかに長い上りが6つあるのだが、最初の上りは流れに任せてついていくことができた。
それでも上りでの出力が6倍近くになりそうに。
流れに身を任せていると東クンや佐藤さんの姿を見かけ目線を切らさないようにしたかったが。
スタートから20.2km位(老古美小沢線合流)からの上りで5倍以上の負荷が一気にかかる感じ。
ついていくのに必死でここで一気に脚を使ってしまいそう。
このインターバルに耐えられずここで千切れてしまう。
まだ100km以上残っているのに単独走になってしまい脚切りされてもおかしくない。
単独なので下りが遅いせいか、しばらくすると数人のパックに追いつかれ一緒に走ることに。
パノラマラインへの長い上りは一緒になって4倍位の強度で耐えるように。
だんだん上るにつれて向かい風が強くなりやや冷える感じ。
KOM付近で平山さんと一緒に。
KOM過ぎ最高地点を過ぎてから長い下りになるが、70k/h超えることがないのでそんなに怖いと感じなかった。
が、下手なので後ろから抜かれてしまいパックの最後尾に。
下り切ったあとしばらく走ると補給地点へと。
ここで1本ボトルを捨て、スポーツドリンクをもらう。
海までのやや下り基調だが、追い風なので50k/hになるのだが、その後折り返しで一気に強い向かい風となり一気に速度が落ちる。
前でローテを回そうとすると後ろがなかなかついていけず、33k/hで維持するのが精一杯。
スタートより103.4km位から10.5km位の上りが後半の一番苦しい上り。
脚が無くなりかけているのでヤビツもう一本登らなければならないこの苦しさ。
4倍位で何とか耐えて登り切るとおぼろげながら完走が見えてくる。
スポーツドリンクがかなり残っていたので2つ目からの補給は取らず。
5本目、123.1km位から3.8km位の上りは短いのだが出力が徐々に落ち着て200wで凌ぐしか。
まっすぐ続く一本道の上りは気が遠くなりそうになり見るだけで嫌になる。
ここを乗り切れば長い最後の下り
ニセコ駅前あたりからの最後の上りだが徐々に出力が出なくなる。
残り8kmで東クンが力尽きてしまう。
やや登り切りスタート前の道に出てアップダウンを経ると残り5kmの看板が。
残り2kmまで頑張ろうとするが、徐々に斜度が上がり速度が出なくなり踏めなくなる。
残り1kmの急坂でパワーが出なくなり、最後に東くんと一緒にゴール。
レース後は知人等と話してから車に戻りバイクをパッキングすることに。
ひらふ亭で温泉に浸かり会場を発ったのが15時前。
今回は札幌で宿をとりそちらに向かう。
札幌着が17時過ぎで札幌駅北口のルートインで。
今回は地下鉄に乗ってススキノの松尾のジンギスカンへ。
思っていたよりも癖がなく凄く食べやすい。
肉は特上ラム、ラム、マトン。
これだけで満足して21時頃に就寝。
(翌日)
朝は7時前に目が覚め、風呂に入ってから朝食へ。
9時前にチェックアウトするが、飛行機の時間もあり地下鉄に乗ってここに行くこと
宿に戻り荷物を受け取り10:50発の快速エアポートで新千歳空港へ。
手荷物預けに並ぶと長蛇の列で、預け終わるのが12時過ぎ。
カレー屋に直ぐ向かいスープカレーを。
帰りはANA2154便で成田へ。
13:05発だが機材トラブルで13:30発に。
15時頃着陸したのだが、バス等で移動したので到着ロビーに着いたのが15:40頃。
荷物を受け取り慌てて15:58発の快速に何とか飛び乗ることができた。
千葉で乗り換え大網着が17:15頃。
帰宅してからは日が沈まないうちにベタベタになった機材を洗車してその日を終えることに。
なぜか北海道と同じくらい涼しく感じられた。
今回の機材
(フレーム)785 RS
(クランク)9000 52-36T
(ホイール)コスミックアルティメット(TU)
(リアスプロケット)9000 11-28T
(タイヤ)コンペティション 25c
(空気圧)F:7.2 R:7.4
(まとめ)
初めて100km超えで獲得も2000m超えるレースに参戦したが、序盤から付いていけない。
2つ目の長い上りは斜度があまりないのだが、石川の2周目位の強度で普通に走れないと前目に残れない。
最初から4倍に満たない強度で坦々と走ることを想定していたのだが、序盤から6倍インターバルを数撃ってから4倍で耐えないと話にならない。
やはり一斉スタートの効果は大きく最初でセレクションにかけられた。
ただコースの状況があまり分かってなく、リアルスタートの位置すら把握していない中ではよく完走できたというのが本音。
今までは上りの途中で脚が止まりバイクを降りてしまうこともあったので低い強度ながらよく脚を廻し切り最後まで走り切れた。
下りだが脚を止めて下ることもありそんなに怖いと感じず。
路面は所々窪んでいるところがあり注意する必要があるが、走りやすい印象。
風がやや強いせいか上りは気持ちよく走ることができ、暑い時期のヒルクライムだと息苦しく感じるのでそれはなかった。
今回はレースというより高強度の練習に気持ちを切り替えた。
長い距離を乗りことを意識したのか高強度のインターバルの耐性がかなり落ちている。
あと補給食はメイタンを6つ使い、序盤から30分おきに一つ補給する感じで。ボトルも最初の1本しか受け取らずこれで持った。
ただメイタンで補給するときハンドルがべたついてしまい途中から水をもらって洗ってもよかった。
おきなわに縁がない僕としてはニセコは貴重な長距離レース。
長距離乗り込むだけでなく高強度インターバルも一緒に鍛えなければいけない。
固定ローラーのトレーニングをもう一度見直そう。
レースには参加できなかったが、やはり北海道は気持ちよかった。